[事例] 独RAILBETON HAAS、3D BIM CAD製品データの道を開く

独RAILBETON HAAS KGは80年以上にわたって、工業用・交通施設建設用コンクリート部材の設計と製造に特化してきましたが、来たるべきBIMの時代に向けて最適な準備を整えることを目指しています。この目的の達成に向けて、CADENASの協力によりデジタル3D BIM CADカタログ用の最初の製品グループが用意されました。建築家・設計者・土木技術者は信号機器用コンクリートベースの3D BIM CADモデルを https://railbeton.partcommunity.com から無料でダウンロードし、設計に直接組み込むことができます。

建築分野の部材メーカーにとって、自社の製品データをBIM（Building Information Modeling）のニーズに対応させることがますます重要になっています。RAILBETONはこのことを早い段階から認識しており、これによって業界におけるパイオニアの1社となりました。「特に鉄道駅の計画において、BIMは近年で最も重要な発展の1つです。ですから、現在と将来のBIMのニーズを満たす上で、計画プロセスのために製品をデジタル化する必要があるということはすぐに明らかになりました。これにより、我々はパイオニアとしての役割とカスタマーサービスを更に拡大したいと考えています」とJens Frank氏（RAILBETON社の開発・設計・交通計画部門担当）は語ります。3D BIM CAD製品データを迅速かつ簡単にダウンロードすることにより、建築家・設計者・土木技術者は、設計と計画のプロセスをスピードアップし、最初の段階でエラーの原因を排除することができます。

CADENASのサービスを用いた部材カタログによって得られるのはカスタマーサービスだけではありません。モジュラーシステムにより、メーカーの全製品データは中央データベース（シングルソース）で管理されます。そこから、様々なCADシステムに対応した3D＆2Dデータが自動的に出力できます。こうしたデジタル建築部材カタログのマルチCAD機能により建築部材メーカーのメンテナンス作業が軽減されます。同時に、顧客は設計データを最適な形態かつ常に最新の状態でダウンロードし、例えばメーカーのWebサイトからも入手することができます。

RAILBETONの3D BIM CADモデルは PARTcommunityダウンロードポータル と RAILBETONのWebサイト から入手できます。